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ショウガの健康効果とは?成分の働きとおすすめの食べ方

公開日: 2026年03月13日
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料理の薬味として身近な食材のショウガ。「体を温める」「冷え対策によい」といったイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。

その背景には、ショウガに含まれるジンゲロールなどの辛味成分の働きがあります。これらの成分は体温や代謝に関わるセンサーを刺激することで、体が温かく感じられる作用に関与すると考えられているようです。

では、ショウガの健康効果をより引き出す食べ方はあるのでしょうか。専門家に聞きました。

解説 大貫 宏一郎

大貫 宏一郎


1974年、福岡県生まれ。京都大学農学部に入学して博士号まで取得。大塚製薬の研究員、京都大学医学研究科の助教、九州大学の准教授や客員教授、近畿大学の教授を経て独立。2006年に創業した大学発ベンチャーを継続し、2024年より株式会社ユーザーライフサイエンスの取締役会長に就任。学生時代から現在まで食と健康に関する研究を続けており、研究歴は約30年。紅麹問題の際はテレビ出演やメディアへのコメント多数。「科学的根拠に基づく60歳からのサプリ健康法」等を執筆。自称、日本一の食品機能学(食と健康に関する学問)研究者。

ショウガには、どのような健康効果が期待できるのでしょうか?その根拠となる成分や仕組みも含めて教えてください。

ショウガには「ジンゲロール」という成分が含まれており、これは代謝に関わる作用があると考えられており、古くから寒い時期や冷え性などにも重宝されています。

またジンゲロールは、学問的には「バニロイド系化合物」に分類されます。これはバニラの香り成分に似た化学構造を持つ化合物のグループで、唐辛子のカプサイシンやコショウのピペリンなども同じ系統の物質です。

これらの成分は、体内にある「温度や刺激を感じるセンサー(バニロイド受容体)」を刺激することが知られており、そのため辛味や刺激として感じられます。

ショウガの健康効果をより引き出すための食べ方や摂り方を教えてください。

ショウガは全体を食べるような方法が適しています。具体的には紅生姜やガリなどは有効成分を余さず摂取することができます。また生姜湯などのように、粉末状にしたショウガを溶いて飲むような方法も良いでしょう。

また、ショウガに含まれるジンゲロールは加熱や乾燥によって「ショウガオール」へと変化し、作用が強くなる可能性があるとする研究もあります。油に溶けやすい性質があるため、油を使って加熱しながら混ぜ合わせる調理方法と相性がよいとされています。

なお、ショウガの成分は交感神経の働きに影響すると考えられているため、寝る前に摂取するのはあまりおすすめできませんが、体が冷えてしまって寝付けない場合は重宝することもあるでしょう。

ショウガは毎日摂っても問題ないのでしょうか?また、摂りすぎた場合に考えられるデメリットはありますか?

ショウガは毎日摂っても問題ないことが、安全性を効果検証した臨床研究でも安全性が検討されています。しかし、個人の健康状態によってはデメリットも心配されます。持病がある方や体調に不安がある場合は、摂取量に注意しながら取り入れることがすすめられます。

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