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5月2日は「カルシウムの日」――骨の健康を、毎日の習慣から見直してみませんか?【今日は何の日?】

公開日: 2026年05月02日
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毎日何気なく過ぎていく日々の中にも、健康や医療にまつわる「記念日」が数多く存在します。この連載では、そんな記念日をひとつひとつ取り上げ、病気や健康について改めて考えるきっかけをお届けしています。

今日は5月2日、こんな記念日です。

今日は何の日?

5月2日は「カルシウムの日」です。

丈夫な骨をつくるために欠かせないカルシウムを摂ることの大切さを、広く一般に知ってもらうことを目的に制定されました。

「カルシウム」という言葉は誰でも知っているけれど、「実際にどれくらい大切なの?」と改めて問われると、意外と答えに詰まってしまうこともあるかもしれません。この機会に、日常の食事や生活習慣を少しだけ振り返ってみましょう。

なぜ5月2日? 記念日の由来

「カルシウムの日」を制定したのは、大阪府大阪市に本社を置くワダカルシウム製薬株式会社です。同社は日本で初めてカルシウムの錠剤を開発した会社として知られています。

日付の由来は、「コ(5)ツ(2)」――つまり「骨」と読む語呂合わせです。シンプルながら、骨とカルシウムの結びつきをわかりやすく表した日付ですね。この記念日は2017年(平成29年)に一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されました。

同社が開発した「ワダカルシューム錠」の歴史も、なかなか興味深いものがあります。この錠剤が誕生したのは1911年(明治44年)のこと。

大阪・道修町に店を構えていた和漢薬問屋「和田卯助商店」の三代目、和田卯助によって開発されました。当時は結核が「不治の病」とされていた時代で、苦しむ人々を救いたいという思いが開発の原動力だったといいます。

その後、1921年(大正10年)から「健康増進・結核予防」をうたった広告を打ち始めましたが、当初はなかなか売れなかったそうです。転機となったのは1935年(昭和10年)。「安産のために」というメッセージを婦人雑誌や新聞に掲載するようになったところ、妊婦さんたちに広く受け入れられ、一気に広まっていきました。2011年(平成23年)には、製造開始から100周年を迎えています。

カルシウムって、骨だけのためにあるの?

カルシウムは「骨を丈夫にするもの」というイメージが強いですが、実はそれだけではありません。

現代の栄養学では、カルシウムは骨や歯の形成だけでなく、血液の凝固や筋肉の収縮、神経の情報伝達にも関与することが知られています。つまり、体が正常に動くためには欠かせない、生命維持に関わるミネラルのひとつなのです。

「ワダカルシューム錠」の説明にもあるように、カルシウムの補給が特に意識されるライフステージとして、妊娠・授乳期、成長期の子ども、そして高齢期が挙げられています。それぞれの時期に体がカルシウムを必要とする理由は少しずつ異なりますが、「骨をつくる・維持する」という点では共通しています。

日々の食事でカルシウムが不足すると、体は骨に蓄えられたカルシウムを少しずつ使ってしまいます。こうした状態が長く続くと、骨がもろくなっていくことにつながります。

カルシウムの日が「カルシウムを摂ることの大切さを知ってもらう」ことを目的として制定されたのは、まさにこうした日常の積み重ねに気づいてほしいというメッセージが込められているからではないでしょうか。特定の治療を推奨するものではなく、幅広い年代の人が毎日の生活習慣を見直すきっかけとして設けられた記念日です。

カルシウムを効率的に摂取するにはどうすればいい?

カルシウムを効率よく摂るには、毎日の食事で少しずつ取り入れることが大切です。

牛乳・乳製品、豆腐や納豆などの大豆製品、小魚、緑黄色野菜などがカルシウムを含む食品として一般的によく知られています。

さらに、カルシウムはビタミンDと一緒に摂ると吸収されやすくなります。ビタミンDは魚(サケやサンマなど)に多く含まれ、日光を浴びることで体内でも作られます。

一度にたくさん摂るよりも、毎日の食事で無理なく続けることが、健康な骨を保つポイントです。

食事だけで補いにくい場合は、一般用医薬品やサプリメントなどを利用する方法もあります。ただし、これらはあくまでも食事の補助であり、摂りすぎには注意が必要です。何か気になることがあれば、かかりつけの医師や薬剤師に相談することをおすすめします。

まとめ

5月2日「カルシウムの日」は、「コ(5)ツ(2)」という語呂合わせとともに、骨の健康とカルシウムの大切さを思い出させてくれる記念日です。

100年以上前の日本で、人々の健康を願って生まれたカルシウム錠剤の歴史は、今も私たちの日常生活とつながっています。

忙しい毎日の中で、つい後回しになりがちな「骨の健康」。今日を機に、食事や生活習慣を少し意識してみることが、長く健やかに過ごすための一歩になるかもしれません。


<参考URL>
https://prtimes.jp/magazine/today/calcium-day/
https://www.meihan-sofumaru.com/blogs/oyakudachijoho/230502?srsltid=AfmBOoqr_cNspeHflPn-VJ0bqM5SbyZfacyyKF9le4nuhIzBT8YBRE3y
https://www.carenet.com/series/calendar/cg003864_083.html

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