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4月25日は「小児がんゴールドリボンの日」――子どもたちへの支援の輪を広げるために【今日は何の日?】

公開日: 2026年04月25日
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毎日何気なく過ぎていく日々の中にも、健康や医療にまつわる「記念日」が数多く存在します。この連載では、そんな記念日をひとつひとつ取り上げ、病気や健康について改めて考えるきっかけをお届けしています。

今日は4月25日、こんな記念日です。

今日は何の日?

4月25日は「小児がんゴールドリボンの日」です。小児がんと向き合っている子どもたちのことを多くの人に知ってもらい、社会全体での支援につなげることを目的に制定された記念日です。一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されており、毎年この時期に啓発活動やイベントが行われています。

どうして4月25日なの?

「小児がんゴールドリボンの日」は、小児がん患者への支援活動を行う公益財団法人ゴールドリボン・ネットワークが2009年に制定しました。日付は「し(4)・ょうに(2)がん」と「ゴ(5)ールド」を組み合わせた語呂合わせにちなんでいます。

シンボルカラーの「ゴールド(金色)」には、「子どもは最も貴重な宝物である」という思いが込められています。ゴールドリボン運動は、小児がんの現状や研究の重要性を社会に広く伝えることで、患者と家族へのサポートや治療法の開発につなげることを目指しています。

「小児がん」って、どんな病気?

「小児がん」とは、一般的に15歳未満の子どもが発症するがんのことを指します。日本では年間約2,100人の子どもたちが小児がんと診断されているとされています。

成人のがんと比べると、患者数が少ないのが特徴です。そのため社会的な認知を得にくく、支援の機会にも恵まれていないのが現状です。薬や治療法の研究・開発も十分とはいえない側面があり、適切な治療を受けられる病院の数自体が少ないという課題もあります。遠く離れた病院へ通わなければならない家族も少なくありません。

また、治療の進歩により生存率は向上してきた一方で、治癒したあとも低身長や聴力障害など、病気や治療の影響による「晩期合併症」と呼ばれる症状が残るケースがあります。さらに、患者が子どもであるということは、治療後の人生が長く、支援が必要な期間も長くなるという側面もあります。

【関連記事】小児がんの原因・症状・治療法と予防のポイントを解説

なぜ、社会全体での関心が必要なの?

小児がんは患者数が少ないがゆえに、社会全体から見えにくい病気です。認知度が低いと、研究や支援のための資金も集まりにくくなります。治療法の開発が進まなければ、より多くの子どもたちを救う機会が失われてしまいます。

こうした課題に対して、ゴールドリボン運動は「知ること」と「つながること」の大切さを訴えています。2007年から毎年実施されている「ゴールドリボンウオーキング」には、これまでにのべ54,000人以上が参加。参加費や寄付は、小児がんを診療する病院・研究機関・支援団体など多くの団体に届けられ、病院環境の整備や治療研究に役立てられています。また、企業や個人がこの運動に賛同することで、支援の輪はさらに広がっています。

一人ひとりの「知っている」「気にかけている」という気持ちが、社会全体の支援につながっていくのです。

なお、9月は世界的な小児がん啓発月間として「ゴールドセプテンバーキャンペーン」も実施されています。4月だけでなく、年間を通じて関心を持ち続けることを意識したいですね。

まとめ

4月25日の「小児がんゴールドリボンの日」は、未来ある子どもたちの命と向き合うきっかけを与えてくれる日です。患者数が少ないからこそ、一人ひとりの関心と行動が支援に直結します。今日をきっかけに、小児がんのことを少し知り、誰かに伝えてみませんか。子どもたちへの支援は、社会全体で育てていくものです。


<参考URL>
https://www.goldribbon.jp/
https://prtimes.jp/magazine/today/childhood-cancer-gold-ribbon-day/
https://www.aflac.co.jp/corp/value/mesena/aya/goldribbon/index.html
https://gooddo.jp/magazine/health/29618/

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