糖質ゼロビール vs.ハイボール!ダイエット中に選ぶならどっち?管理栄養士が解説
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本記事では、管理栄養士が糖質ゼロビールとハイボールを比較し、ダイエット中に選ぶ際のポイントを解説します。
執筆

医療系企業にて管理栄養士として勤務し、個別栄養相談を担当。加齢に伴う健康課題や女性のライフステージに応じた栄養管理、若年層の食生活改善まで、幅広い年代への指導経験を持つ。現在はフリーランスとして、管理栄養士の知見を活かし、健康・食分野の記事執筆や監修を中心に活動中。
目次
糖質ゼロビールは「糖質完全ゼロ」とは限らない
糖質ゼロビールには、0.5g未満の糖質を含む商品があります。法律上、糖質が100mLあたり0.5g未満であれば「ゼロ」と表示できるためです(※1)。
一方、ウイスキーは蒸留酒のため、製造過程で糖質がほとんど除去されます。文部科学省の食品成分表でもウイスキー100gあたりの炭水化物は0g(※2)です。つまり、自宅などでウイスキーを炭酸水で割って作るハイボールの糖質は0gとなります。
糖質量で見ると、糖質ゼロビールが有利なことも!?
しかし、ハイボールだからといって必ずしも糖質が0gとは限りません。
市販の缶ハイボールには、レモンピールスピリッツなどの香味成分が加えられているものがあり、100mLあたり1~2g前後の糖質を含む商品も多く見られます。
つまり、わずかな差ではありますが、糖質ゼロビールのほうが糖質を抑えられるケースもあるのです。
糖質ゼロビールとハイボールのエネルギー量はほぼ同じ
糖質ゼロビールとハイボールのエネルギー量に大きな差はありません。どちらのエネルギー量も、大部分が1gあたり約7kcalのアルコール(※3)に由来するためです。
エネルギー量を抑えたい場合は、糖質ゼロビールかハイボールかよりもアルコール濃度に注目しましょう。アルコール濃度が低い飲み物ほど、アルコール由来のエネルギー量も低くなります。
2つの違いは「食欲へのつながりやすさ」
ビールには、特有の苦みや風味を生み出す「ホップ」という原料が使われています。
糖質ゼロビールにもホップが使われており、ホップのコクを生かして味わいの物足りなさを補っています。
ホップを含む炭酸飲料、つまりビールは、食欲を増進させる傾向があるとされています。
実際にビール醸造組合の資料によると、『ビールには、炭酸ガスや苦味のあるホップ成分が胃壁を刺激することより食欲増進効果があると言われています。実際にビールを飲んだ後、食事の摂取カロリー量が増加したという報告が複数あります』(※4/原文ママ)と記載があります。
プリン体の量にも違いがある
糖質ゼロビールとハイボールの違いとして、もう1つ押さえておきたいのがプリン体の量です。糖質とプリン体は別の成分なので、糖質ゼロビールではプリン体を含む場合があります。
一方で蒸留酒であるウイスキーは製造過程でプリン体の大半が取り除かれるため、ハイボールにはわずかな量しか含まれません。
プリン体とは、ほとんどの食品に含まれている旨味成分でもあります。しかし、摂りすぎると尿酸値上昇につながり、痛風の原因になる可能性があります。
最近では、糖質ゼロビールに「プリン体ゼロ」と書かれた商品があるので、プリン体量を気にする人はぜひチェックしてみてください。
ダイエットでは「何を飲むか」以上に「何と飲むか」が重要

体重を減らすには、摂取エネルギーよりも消費エネルギーが多い状態をつくる必要があります。
そのため、ダイエット中にお酒を選ぶ際は、糖質ゼロビールかハイボールかよりも「何と飲むか」が重要です。
たとえば、揚げ物やフライドポテトなどの高脂質なおつまみを選ぶと、食事からの摂取エネルギーが増えて消費エネルギーを上回る可能性が高まります。
枝豆や冷奴など、たんぱく質や食物繊維をとれるメニューを選ぶのがおすすめです。
アルコール濃度にも注目するとよい
アルコールは1gあたり約7kcalのエネルギーを含むため、アルコール濃度が高い飲み物ほどエネルギー量も高くなります。
たとえば、アルコール濃度「9%」のハイボールと、アルコール濃度「5%」の糖質ゼロビールを同量飲んだ場合、糖質ゼロビールのほうがエネルギー量が低くなる傾向があります。
そのため、ダイエット中にお酒を選ぶ際はアルコール濃度にも注目してみましょう。
まとめ
糖質ゼロビールとハイボールは、糖質やエネルギー量の面ではほぼ互角です。プリン体や食欲増進作用の面ではハイボールにやや分がありますが、その差は大きくありません。そこで、ダイエット中のお酒選びでは両者のどちらを選ぶかよりも、おつまみや飲酒量に目を向けるとよいでしょう。
【出典】
※1.消費者庁|栄養成分表示について
※2.文部科学省|日本食品標準成分表(八訂)増補2023年
※3.厚生労働省|日本人の食事摂取基準(2025年版)
※4.ビール醸造組合|飲酒(ビール)の効用
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※本記事は、健康な成人を対象とした一般的な情報をまとめたものです。疾患がある方、治療中の方、服薬中の方、ご高齢の方、妊娠または授乳中の方、食事制限について指示を受けている方等は、必ず主治医の判断を優先してください。
