病院・薬局検索の病院なび

紫外線は肌だけでなく「目」も注意!昼間より要注意な時間帯とは!?気象予報士が解説

公開日: 2026年07月14日
アイキャッチ画像
夏は紫外線が強いから、しっかり帽子をかぶって日焼け止めクリームを塗って…そうやって対策をしていても、意外と目の対策は忘れがち。

しかも、もっとも紫外線の強い昼間にはしっかり対策していても、早朝や夕方の時間帯はサボってしまう人もいると思いますが、そこには朝夕に特有のリスクがひそんでいます。 意外と気づきにくい目への紫外線リスクについて、気象予報士が解説します。

執筆

植松 愛実の画像
植松 愛実
気象予報士・防災士

NHK・民放各局で気象キャスターを歴任し、「納得できるわかりやすい解説」に定評があるほか、防災や気候変動についても親しみやすい説明を得意とする。野菜ソムリエ・食育インストラクター・薬膳マイスターとして出張料理やレシピ制作も行い、気象と健康、食事の関係にも詳しい。

■公式ホームページ

目への紫外線は昼間よりも早朝のほうが高リスク!?

紫外線に特に注意をすべきは、昼の時間帯…そう思う人が多いのでは。実際、紫外線の強さとしては真上からふりそそぐ昼間にもっとも強くなるのですが、目への紫外線の影響を考える場合、強さだけでなく「向き」も重要です。

というのも、太陽が真上から照りつけている時間帯よりも、斜めにさしこむ朝や夕方のほうが目に直接届きやすいから。しかも、真上からくる紫外線と違い、帽子や日傘で防ぎにくい角度なのです。

夏場は暑さの厳しい昼間を避けて、早朝にペットの散歩やジョギングをする人が増えることもあり、紫外線がダイレクトに目に届いてしまうリスクが増える傾向にあります。

目に紫外線を浴びすぎるリスクとは?

いくら目に紫外線が届くとはいえ、肌と違って日焼けで黒くなるわけではないし、そんなに問題ないのでは…そう思っていませんか?ところが、目に届く紫外線はさまざまな疾患につながる可能性が報告されています。

たとえば、目から入った紫外線が脳を刺激してしまい、自律神経のバランスをくずすと倦怠感などを引き起こすことがあり、「紫外線疲労」と呼ばれることもあります。また、網膜がダメージを受けて目が見えづらくなる加齢性黄斑変性になることもありますし、場合によっては白内障につながってしまうことも。紫外線には意外と幅広いリスクがひそんでいるのです。

色が濃すぎるサングラスは逆効果になる可能性も!?

色が濃すぎるサングラスは逆効果になる可能性も!?

帽子や日傘で防ぎにくい朝夕の紫外線は、サングラスで対策をするのがおすすめです。ちなみに、サングラスは色が濃いほうがしっかり紫外線を防げるかと思いきや…そうではありません。

サングラスの色が濃すぎると、脳が「今は周りが暗いからしっかり光を集めなきゃ」と判断して通常より瞳孔をしっかり開いてしまい、必要以上に目に紫外線を取り込んでしまうことがあるのです。

メガネ専門店で売っているサングラスは基本的に、紫外線対策の機能が数字で表示されています。たとえば「紫外線透過率0.1%」や「UV400」(ほとんどの紫外線をカット)といった表示があれば、色の薄いサングラスでも十分効果があります。

サングラスは色ではなく、機能の数字を基準にして選ぶようにしましょう。

日差しが強い季節は目の紫外線対策も忘れずに!

肌の紫外線対策であれば、うっかり忘れると日焼けするため対策の必要性に気づきやすいものの、目への影響は見落としがち。しかも、多くの人が紫外線対策をサボりがちな朝夕にリスクがひそんでいます。

紫外線の影響が蓄積されて重大な疾患につながってしまう前に、いま一度、目の紫外線対策を見直しておきましょう。

関連記事

※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。