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6月4日は「水虫治療の日」――“自然治癒しない皮膚病”だからこそ、早期治療が重要に【今日は何の日】

公開日: 2026年06月04日
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毎日何気なく過ぎていく日々の中にも、健康や医療にまつわる「記念日」や「啓発の日」が数多く存在します。

この連載では、そんな日をひとつひとつ取り上げ、病気や健康について改めて考えるきっかけをお届けしています。

今日は6月4日、こんな日です。

今日は何の日?

6月4日は「水虫治療の日」です。「水虫」を「む(6)し(4)」と読む語呂合わせと、ちょうど梅雨入り前のこの時期に水虫を患う方が増えることが、日付の理由になっています。

水虫は適切な治療によって改善・治癒が期待できる皮膚病です。この記念日には、早めに治療に取り組む大切さを多くの人に知ってほしいという願いが込められています。

この記念日ができた背景

「水虫治療の日」は、兵庫県尼崎市に本社を置く大源製薬株式会社が制定し、2016年に一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されました。同社の水虫薬「エフゲン」が2016年に発売40周年を迎えたことも、制定のきっかけのひとつです。

「水虫は、自然治癒しない皮膚病で、治療には水虫薬が必須」というメッセージを社会に広めることを目的としており、疾患啓発という視点から設けられた記念日です。

そもそも水虫ってどんな病気?

水虫の正式名称は「足白癬(あしはくせん)」といい、白癬菌(はくせんきん)という真菌(カビの一種)が皮膚に感染することで起こります。白癬菌は皮膚の表面にある角質層に感染し、炎症やかゆみなどの症状を引き起こします。

実は日本人の5人に1人~4人に1人が患っているとされており、決して珍しい病気ではありません。感染する場所によって、足白癬・爪白癬(爪水虫)などに分かれます。

足白癬には主に3つのタイプがあります。

趾間型(しかんがた)は最も多いタイプで、足の指の間に赤みや水ぶくれ、皮むけが起こり、強いかゆみを伴います。小水疱型(しょうすいほうがた)は土踏まずや足の側面に小さな水ぶくれができるタイプで、梅雨の時期に起こりやすいのが特徴です。角質増殖型(かくしつぞうしょくがた)は足の裏の皮膚が厚くなりひび割れが生じるタイプで、かゆみがほとんどなく、水虫とは気づかれにくいことがあります。

なお白癬菌は皮膚に付着したあと、24時間前後で角質層に侵入すると考えられており、感染経路としては家庭内のバスマットや共有のスリッパ、ジム・プール・サウナ・温泉などが挙げられます。

なぜ梅雨の時期に注意が必要なの?

白癬菌は高温多湿の環境を好んで増殖します。長時間靴を履き続けたり、足が蒸れた状態が続いたりすると、菌が活発になりやすくなります。梅雨入り前のこの季節は、気温と湿度が上がり始める時期であり、水虫が増えやすいタイミングです。

また、角質層が厚い方や汗をかきやすい方、足の指の間が狭く蒸れやすい方、偏平足の方などは、比較的なりやすい傾向があるとされています。

日常で意識したいこと

●足の症状を自己判断しない
水虫に似た症状を示す皮膚疾患(足湿疹・アトピー性皮膚炎・接触皮膚炎など)は複数あり、肉眼だけでは区別がつきません。市販の水虫薬を使っても改善しない場合、別の疾患の可能性があります。まずは皮膚科を受診し、顕微鏡による検査(直接鏡検)で正確な診断を受けることが大切です。

●治療は「症状がなくなった後」も続ける
足水虫の治療には外用薬(塗り薬)が基本ですが、かゆみや見た目の症状が治まっても、皮膚の角質の中に白癬菌が残っていることがあります。自己判断で薬をやめてしまうと再発しやすくなるため、症状が改善した後も継続して使用することが重要です。

●爪水虫は皮膚科へ
爪が白く濁ったり厚くなったりする「爪水虫(爪白癬)」は、市販薬だけで改善することは難しく、皮膚科での治療が必要です。症状や状態に応じて、飲み薬や処方外用薬による治療が行われます。治癒には足の爪で半年~1年半程度かかることもあり、根気よく治療を続けることが求められます。

●民間療法には頼らない
「酢に足をつける」「アロエやニンニクを塗る」といった方法は医学的な根拠がなく、かえって皮膚の状態を悪化させることがあります。気になる症状があれば、まず専門家に相談することをおすすめします。

まとめ

水虫は日本人に非常に多い感染症で、自然に治ることはあまり期待できません。適切な診断と治療を受けることで改善・治癒が期待できるため、気になる症状があれば早めに対処することが大切です。

梅雨のじめじめした季節を前に、足元の気になるサインを見逃さず、早めに適切な対処を心がけましょう。症状が軽いうちに向き合うことが、長引く治療を防ぐいちばんの近道です。一人で悩まず、気になったときは皮膚科に相談してみてください。

 

<参考URL>
https://kenkokai.or.jp/trivia/2022-6-4/
https://www.hisamitsu.info/mizumushi/column/item01.html
https://www.sato-seiyaku.co.jp/tsume-mizumushi-joho/treatment/period.html
https://ns-scl.com/1529/

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※本記事は特定の病気・症状について一般的な医学情報を解説したものであり、個々の症状や状態に対する診断・治療を保証するものではありません。症状の現れ方・原因・経過には個人差があり、記事内容がすべての方に当てはまるとは限りません。また、本記事の内容は公開日時点の医学知識をもとに作成していますが、ガイドライン・診療方針は変更になる場合があります。