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10月13日は「世界血栓症デー」――血栓症について知り、備えるきっかけに【今日は何の日】

公開日: 2026年10月13日
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毎日何気なく過ぎていく日々の中にも、健康や医療にまつわる「記念日」や「啓発の日」が数多く存在します。

この連載では、そんな日をひとつひとつ取り上げ、病気や健康について改めて考えるきっかけをお届けしています。

今日は10月13日、こんな日です。

血栓症への認識を高めるための日

10月13日は「世界血栓症デー(World Thrombosis Day)」です。血栓症への認識を高め、診断や治療を促し、血栓症による障害や死亡を減らすことを目的とした啓発の日です。日本でも、日本血栓止血学会などが市民公開講座などの取り組みを行っています。

世界血栓症デーは、国際血栓止血学会(ISTH)が定めた記念日で、2014年から世界的な活動が行われています。日本では、日本血栓止血学会がこれを日本記念日協会に登録し、啓発活動に取り組んでいます。

背景には、血栓症への認識がまだ十分に広がっていないという課題があります。

心筋梗塞や脳梗塞は、命に関わる重大な病気として広く知られています。しかし、こうした病気の発症に、血管内にできた血の固まり「血栓」が深く関わっていることは、あまり知られていません。

血栓症による死亡数が増えるなか、原因や危険性、症状、予防法、治療などを広く社会に伝え、犠牲者を減らすことが血栓止血学に携わる人々の使命であると、国際血栓止血学会は述べています。

なお、10月13日という日付は、ドイツの病理学者ルドルフ・ウィルヒョウの誕生日(1821年10月13日)にちなむとされています。ウィルヒョウは「血栓症」という言葉を作り、主な原因を提唱した人物として知られています。

血栓症とは?

血栓とは、血管の中でできる血液の固まりのことです。血栓によって血管が塞がれ、血液の流れが妨げられる病気を「血栓症」といいます。また、できた血栓が血流に乗って別の場所に運ばれ、血管を塞ぐこともあります。

代表的な例が、いわゆる「エコノミークラス症候群」です。長時間同じ姿勢でいることなどによって足の静脈に血栓ができ(深部静脈血栓症)、その血栓が肺に運ばれて血管を塞ぐと、肺血栓塞栓症を引き起こすことがあります。

症状は、血栓が詰まった場所や血流障害の程度などによって異なります。症状がほとんど現れないこともありますが、突然の息苦しさ、胸の痛み、動悸、冷や汗などが現れ、重症の場合は失神や意識障害を起こすこともあります。

血栓ができる背景には、「血液の流れが滞ること」「血液が固まりやすくなること」「血管の内側が傷つくこと」という3つの要因があります。また、具体的なリスク要因には、長時間同じ姿勢でいること、手術、妊娠・出産、がん、肥満、経口避妊薬の使用などがあります。

災害時の車中避難(車中泊)にも注意が必要とされています。

治療は血栓の種類や状態によって異なり、抗凝固薬などの薬のほか、外科手術やカテーテル治療が行われることもあります。どの治療が適するかは、医師の判断によります。

「血栓症」を防ぐために日常で意識したいこと

血栓症は、重症化すると命に関わることもある病気です。一方で、小さな血栓では症状が出ないこともあり、気づきにくい面があります。

だからこそ、どんな場面で起こりやすいのか、どんな症状に注意すればよいのかを、あらかじめ知っておくことが大切です。

厚生労働省は、「エコノミークラス症候群」予防のために次のような心がけを挙げています。

・ときどき軽い体操やストレッチをする
・こまめに水分をとる
・アルコールを控え、できれば禁煙する
・ゆったりした服装をし、ベルトをきつく締めない
・かかとの上げ下ろしをしたり、ふくらはぎを軽くもんだりする
・眠るときは足を上げる

長時間の移動や車中での避難生活のときは、足を動かして同じ姿勢を続けないようにしましょう。血栓症のリスクが高い方は、予防のための薬について、主治医に相談することも勧められています。

まとめ

世界血栓症デーは、見えにくい「血栓症」について、社会全体で知識を深めるための日です。血栓症は、長時間同じ姿勢で過ごすなど、日常の中のちょっとした状況から起こりうる病気でもあります。

今日をきっかけに、水分補給や足を動かす習慣など、できることから見直してみてはいかがでしょうか。

<参考URL>
https://www.jsth.org/wordpress/%E4%B8%96%E7%95%8C%E8%A1%80%E6%A0%93%E7%97%87%E3%83%87%E3%83%BC/index.html
https://prtimes.com/magazine/today/world_thrombosis_day/
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170807.html
https://mymc.jp/clinicblog/216722/

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